アニメ調のグラフィックを実現するために Unity Toon Shader を利用した。
トゥーンシェーダーというと、ゼルダの伝説シリーズや miHoYo の作品 (原神など) が分かりやすいだろうか。
設定項目は非常に多いが、ほとんどは初期設定でもいい感じに見える。その中でも特に調整した部分をまとめる。なお以下は Material の Shader を Toon shader に変更したあと、Material のインスペクターから設定できる項目である。
トゥーンシェーダーでは、「影が当たらないオリジナルの色」「薄めの影の色」「濃いめの影の色」の3色を設定する。それぞれ Base Map
、1st shading map
、2nd shading map
と呼ばれる項目から色を設定できる。
オリジナルの色を設定したあと、その明度を下げた色を設定するといいのかも?色を設定したあと、光源の向きをいじって影のつき方を見ながら調整するとよい。
色のつけ方など詳しくはアーティストさんが解説してくれているモノを探したほうがいいと思う。
Shader Settings > Tranparency
から設定。
デフォルトではOFFだが、以下の画像のようにギザギザした線上の影ができてしまうので、ONにすることで解消できた。
ただし、なんでもONにすればいいというわけでもなさそう。
Scene Light Effectiveness Settings > Light Color Effectiveness
から設定できる。
デフォルトだとすべての段階の色に対してシーンライトの色が反映されるが、元の色 (今回であればハタの模様の色) を大事にしたい場合は、色の段階ごとに影響をOFFにできる。
(OFFにした場合は常に光量「1」、ライトカラー「白」の光源として扱われる)
画像ではシーンライトの影響で黄色っぽくなってしまったハタの様子を示している。